11月末、大阪のとある古民家のお庭行われた、大地の再生の実践ワークショップに参加してきました。
築80年ほどの古民家には、シンボルツリーの大きなキンモクセイ、庭の生け垣は2.5m以上にも伸び、さらに立ち枝が上にへと伸びていました。

庭の真ん中には、石垣で囲まれた花壇には小さなイチジクや、レモングラス、ハーブのルッコラが弱々しく育っていました。
大きく成長したキンモクセイが花壇に日陰を作り、庭を壁のように生い茂った生垣の葉が、風を遮っていました。
庭師の河野さんとかっちゃんがこのお庭見回りながらを診断。
午前中は、庭師の河野さんから庭木の剪定し方の説明、午後からは庭の手入れを実践です。
河野さんから庭木の剪定の仕方を説明して頂き、ワークのメンバーも剪定作業にさっそく参加しました。

剪定道具は剪定ばさみのみ。大きな高枝ばさみは使わず、枝や葉を切っていきます。
庭師の河野さんからの実践しながらのアドバイス内容です。(メモ書きから十分伝わらないかもしれませんが・・)
・剪定では、高枝ばさみではなく、剪定ばさみを使う。
・立ち枝、逃げ枝を切る。
・下に垂れ下がる枝はいみ枝。これは切る、ぼつぼつ切る。
・枯らさないような切り方・・・剪定では、葉っぱの上の枝を切る。
・下からまた上がっている枝は切ってもよい。
・葉が残ればまた成長する。
・昨年の枝まで戻してあげる。小さくする見分け方は、葉っぱの大きいのは昨年の葉っぱ。
私は普段、木の形ばかりを気にして、庭木を剪定していました。
ワークなので、講師の庭師さんが語りながら剪定される様子をまねて切ります。大きな枝ぶりばかりなので遠慮なく面白いくらいバチバチと切っていきます。
注意したのは、見栄えよりも枯らさないように、日が当たり風通し良くなるように切っていく。
はじめは恐る恐る剪定していましたが、近くにいるメンバー同士で相談もしながら、いつの間にか大胆に大きな枝ぶりの剪定もしていました。
午前の部だけで、うっそうとした庭には日も当たり、風通しのよい場所へ変身していました。
庭師のかっちゃんがシンボルタワーのキンモクセイの枝を大胆に剪定。
剪定前は、びっしりと茂った枝ぶりのキンモクセイでしたが、見上げると光や風が通るように、下の花壇にも明るく光がさしていました。

ワークメンバーと昼食を挟んで、午後からは大地の再生実践でした。

かっちゃんからは等速踏圧の原則を説明頂きました。
等速踏圧の原則とは、一言でいうと・・「体や道具を等速で動かしながら、地面にかかる踏圧や力のかかり方を一定・連続に保つことで、大地へのイメージを最小限にしつつ作業効率と再生効果を高める」という体の使い方の原則をいうそうです。
難しいですよね。
身体感覚のイメージでは
・スコップや移植ゴテなどの小さな道具で水切り溝や点穴を掘るときに手先だけでガツガツ掘るのではなく、体全体を使って一定の速度で動かし続けることが「技」である。
・その結果として、空気と水の通り道(気脈・水脈)を壊さずに整え、草や木の力を引き出しながら、崩れにくい地形へと導く作業になっていく。
花壇で活用されていた石周りを表層5㎝掘り、空気が入りやすくする作業します。
掘り返した場所には、剪定した小枝や落ち葉を入れて大地を風通しよくしていきます。
使う道具は、移植ゴテのみでできます。
庭のあちこちに、直径3,4㎝ほどの穴をあけて、小枝や葉っぱを入れていきます。
土地の水の流れをみながら、水はけ悪い場所には、風穴を開けていきます。

風穴の作り方
スコップなどで穴を掘り、炭、枯れ枝、剪定した枝を縦に刺していく。
石や瓦などで蓋をする。
空気が流れるように、置石をする。

作業しながら、自宅の庭や畑でさあどうやって実践できるか。
庭師さん2名と6名の受講者での作業で、1日で見違えるように変わったお庭。
我が家庭にも、桜のように大きな観賞用の梅の木があります。
梅の木の周りも植樹したあじさいが大きく育ち、いろんな植物が茂っているのも風通しが悪く気になります。
せっかく学んだことを、助っ人はいませんがうちの庭で少しずつ実践してみます。

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